療育できるかな vol.3
安全ピン攻略作戦
最近、平日に必ずパニックになることがある。
それは、朝と夜にやってくる・・・。
学校の名札だ。
児童生徒が使用する名札の9割は安全ピンで留めるようになっているのではないだろうか?
学校の先生や私の職場では、首掛け式の名札を採用している。
安全面や活動内容を考えると、安全ピンタイプの方が、断然有利である。
しかし、だ。
文明の利器は、「安全性」と「扱いやすさ」は、反比例する傾向がある。
ちなみに「安全で扱いやすい」は「コスト」と反比例してしまう。
本題に戻ろう。学校の名札・・・コレである。

まぁ、標準的なものだろうが、時として大人でも扱いづらい時がある。


左側が通常の状態であるが、活発に動いた後は右のようになってしまう。
名札の耐久性保護のため「あそび(余分な空間)」があるため、ピンが名札に埋もれてしまう。
だから、家に帰って名札を外すときは、左側の状態に戻したうえで、外す手間が必要だ。
ここで、また難関が待ち受けている。
ウィリアムズ症候群は微細運動が苦手なのだ。
なのに、こんなに小さいピンの頭を指で挟んで固定し、もう片方の手でピンを押さえながら移動するという技は、「米粒に字をかけ」と言わんばかりだ。
IQでは、すでにお兄ちゃんを上回っている(はず)の、弟くんの名札はこうなっている。

(1)ピンが隠れにくい
(2)ピンの頭が大きくて固定しやすい
(3)ピンの長さ自体が長いので、てこの原理により弱い力でピンを押さえられる。
よし、これだ!
向かった先は、100円ショップ。最近の100円ショップは東急ハンズ並みに品数が豊富なところがある。そして、療育グッズに変身可能な素材の宝庫なのだ。
本日の商品はこちら。

大型安全ピン7個入り、税込み105円也。
とりあえず必要なのは1個だが、残りの6個も何かの役に立つだろう。
大きさを比較してみよう。


幅は、名札と同じぐらいなのでちょうどいい。
ピン頭は、約2.5倍。固定しやすいはずだし、厚みもあるので名札に埋もれて隠れるリスクも少ない。
まず、既存のピンを外す。そのままでは、はずれないのでピンを開いてやる必要がある。

つぎに、新しい安全ピンにChangeだ。Yes, you can!

新しいピンも、一度開いてからでないと、名札に入らない。

そして、名札にセットしてやる。
→
最後に、開いたピンを適当な角度に戻してやって完成。

おそらく、これで少しは扱いやすくなったはず。
しかし、まだ課題が残っている可能性がある。
そのため、秘密のグッズを同時に購入しているが、まずはこのままでやってみよう。
<結果報告>
翌日、ピンの形が予告なく変わったことに対して少し混乱のゆう君。
しかし、白のヘッドを指でもたせると、納得。
手を添えて、一度ピンを留める動作をする。
ピンの角度と位置が固定されたのが良かったようで、すぐにピン留めを習得。
今回の作戦は大成功でした!
大は小を兼ねる・・・ちょっと違うか。
2日目以降も、自力で留めて、朝のストレスが1つ減りました。
微細運動のにがてな人には「おおきい」「(構造が)単純」「らくちん(少ない力でOK)」の3要素が大事なことが分かりました。


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