いきること vol.10
飛行機を見て因果を知る
空を見上げると、高い蒼い空に真っ白な一筋の線を引きながら、飛行機が飛んでゆきました。
人類が空を飛ぶようになって、幾重もの月日が流れてゆきました。ライト兄弟が世界初の飛行機を発明したのが1903年のことですから、飛行機には100年以上の歴史があります。エンジンを使わないグライダーはさらに歴史をさかのぼることができます。
ヒトは自由に飛び回る鳥や虫をたちを見て、飛ぶコトへの夢を抱き続けていました。
飛行は揚力を利用して、重力に逆らって浮上することで実現できます。
複雑な力学の組み合わせが整って、はじめて飛行することができるのです。
不変の真理・自然の条件・機体の状態・関わる人間の状態、など数え切れない条件をクリアして、飛行機は空へと飛び立っていくのです。
この理解しがたい広範囲に及ぶ複雑な条件は、ドラマチックな瞬間にだけ起きているわけではありません。
私たちが生きている日常生活の、一瞬一瞬が、この難解な条件の組み合わせの結果となっていることに気づくと、見えなかった事柄が見えてくるようになります。
息をすること・寝ること・食べること・心臓が動いているということ・・・すべてがWebなどとは比べものにならないほど、遙かに膨大なリンクによって成立しています。
何かと忙しく流れていく毎日・・・。
私たちの感情は、目前の事象だけに動かされてしまいますが、たまには現実の「世界」や、今生きている瞬間に働いているリンクをたどってみるのも面白いかもしれません。
そこには、どうして遺伝子が欠失しウィリアムズ症候群という命が誕生したのかというヒミツが隠されているかもしれません。
ヒントは未知の答えを探し出すのではなく、既存の答えに気づくということです。


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